ベイビーわるきゅーれ

映画鑑賞

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2021年に公開されたこちらの作品。
ついに見れました!

その後、一週間で3回見ました。

こんなにも見るまでに時間がかかってしまったのは、ボコボコ、血だらだら、ケガだらけな映像がただただ苦手だから。
このビジュアルと「PG12」だけで、私の警戒心はぐっと高まっていました。

結果・・・
見てよかった。すごくよかったです。
しかもボコボコのシーンが一番よかった。
アクションの世界に初めて魅了されました。

映画情報

2021年7月公開 PG12 95分 
アクション/コメディ  監督:阪元裕吾

女優の髙石あかりさんと、スタントパフォーマーでもある伊澤彩織さんのW主演。
高校3年生役の2人ですが、実年齢では9才も年の差があるそう。
そんなことをこれっぽちも感じさせないくらい、等身大の女子高生を演じられています。

この2人は、この映画の少し前に公開された、同監督の「ある用務員」で初共演。
監督曰く、その頃から「100万点のふたり」だったようです。
そこで演じられたのが高校生の殺し屋コンビで、その流れでベイビーわるきゅうーれに繋がったそう。

あらすじ

プロの殺し屋である高校3年生の杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)は、高校卒業に伴い「一般人」として生活するようにと組織より指示が出されます。
しかしながら、暗殺しかしてこなかった2人は公共料金の払い方すら分かりません。
もちろん「普通の仕事」も未経験なので、アルバイト探しから苦戦します。

徐々に一般人に溶け込んでいくちさとをよそに、コミュ障のまひろは、面接からうまくいかず、社交的なちさとを妬ましく思うようになります。
2人の関係性が崩れ始める中、組織の指示なくちさとがヤクザの親分を射殺。

この問題をどう収集させるのか。
ちさとまひろの関係はどうなるのか。

殺し屋の話ですが、2人の女子高生のちょっと変わった青春と成長の映画とも言えます。

感想

下の子が幼稚園に入り、ぽっかりと自分時間が出来た時、一番最初に選んだのがこの映画でした。
予告は随分前から見ていましたが、子供がいるうちは見れない。音だって聞かせられない。

ごりごりのアクション映画なのに、主役のお二人がナチュラルすぎて、東京には本当にこんな殺し屋たちがいて、一般人には知られないよう日夜とんでもないことが起こっているのではと思えてきました。

二人暮らしに奮闘する女の子たちの生活の中に、さらっと「殺し」が入ってくるといいますか、すごく軽いんです。そして無駄がない。

暴力とは無縁な世界で生きてきましたが、伊澤彩織さんのアクションがかっこよすぎて、そしてリアルでぐっと胸にくるものがありました。アクションシーンを何度も見返したのは初めてです。

「殺し屋の映画」と聞くだけで好みが分かれそうですが、コメディ要素が強く、まひろちさとのゆるい掛け合いや、女子高生らしい適当さ、生活していく中で生まれる妬み嫉み。そのくせ、職業柄かどこか悟っているというか、達観した雰囲気を醸し出す二人がとても魅力的でした。

髙石あかりさんと伊澤彩織さんは2021年の1月に公開された阪元裕吾監督の「ある用務員」で共演されていたので、そちらもチェックしてみましたが・・・
こちらは予告で満足。なんなら検索して出てきた画像だけでも大満足、ディープでダークな空気が漂っていて、私にはもうお腹いっぱいな作品でした。

やはり、アクションビギナーには、これくらいポップな部屋と、女子高生のふざけた会話で本格アクションを挟んでもらえると最後まで楽しめるかなと思います。

「映画ってやっぱり面白いなぁ」ということを思い出させてくれて作品です。

続編について

2023年には、すでに続編となる「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」が公開されています。
なんとライバル登場!ということで、さらにアクションシーンが豪勢になっているよう。
まだアクションビギナーとしては、ちょっとゆっくり挑戦しようと思っていますが、必ずみます!
いつになるか分かりませんが、気持ちが固まったらいきます。

前作に続き、このあどけない二人の顔と銃の組み合わせ。なんとまぁ楽しそうな、嬉しそうな笑顔。
危ない香りがプンプンしています。

映画メモ

私が感動したラストのアクションシーンは、なんとアドリブがてんこ盛りなんだそうです。
現場でも拍手が起きたと初日舞台挨拶で話が出ていました。
まひろの敵・渡部を演じられた三元雅芸さんは、伊藤さんのことを、「芝居もよく、スタント業界でもトップレベル。女性と思わず本気でバチバチやった」と話されています。

いくらプロのスタントマンであっても、アクションでのアドリブは誰でも出来るわけではないそうで、阪元監督は、「本当にありえないことが目の前で起きていました。ワイヤーやCGもなく、超能力バトルでもなく、リアルな戦いなんですけれど、超人同士の戦いが起きているようでした。」と語られています。

追加情報

2024年秋ごろ、ベイビーわるきゅうーれの第3弾が公開予定となっています
主演は引き続き、髙石あかりさんと伊澤彩織さん。
昨年9月下旬から宮崎県にてオールロケーションで撮影されたそうです。

やぁ、楽しみです。
ただ、2もいけてないのに、3を映画館で見るなんてできるのでしょうか。
大画面と大音量であの世界に飛び込んでいけるか・・・
とりあえずは、秋までに2を見て気持ちを高めていきたいと思います。

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